「家で飼っているペット、あなたが家を留守にしているときに何をしているか知っていますか?」
突然ですが、あなたの家にはペットは居ますか?ペット飼ってるよ~て人、最近は多いと思います。ちなみにうちには猫が一匹いますよ。
ところで、昼間あなたが出かけているときは、ペットは一人きりですよね。家に帰ってきたら机の上のものが落とされていたとか、ゴミ箱がひっくり返されてて大変なことになってたとか、経験ないですか?うちの猫、いったい昼間は何やってるんだろうか?誰もが一度は気になったことがあるはずです。
そこで今回は、留守中のペットの様子を監視する方法を探ってみました。
ペットを監視する方法
同居人を作りましょう!これで、あなたがいなくても同居人が監視しててくれます!
嘘ですごめんなさい。
あなたの留守中のペットの様子を監視するには、大きく分けて2つの手段があります。
ペットシッターに頼む
一つは、誰かに家に居てもらって、ペットの様子を見てもらいます。これをやってくれるのが、ペットシッターさんですね。
最近ではペットシッターのサービスもかなり広まっており、比較的手ごろな価格で済ませることが出来ます。もちろんメインとなるのはペットの世話で、餌やりやトイレの掃除などになるのですが、時間の許す範囲でですが、ペットとおもちゃで遊んでくれて、そのときの様子などをメールなどで報告してくれます。
しかしペットシッターサービスは、長期間留守にするときなどに利用するもので、毎日の昼間のペットの様子を監視するためにお願いするというのは、ちょっと難しい感じですね。金銭的にも。
ウェブカメラを使う
もう一つは、ウェブカメラを使う方法ですね。
ウェブカメラもだいぶメジャーになってきたようで、各社からいろいろな製品が出ていますね。ペットの監視や赤ちゃんの監視用として、いろいろと種類があるようです。機能によって価格には結構幅があるようで、7000円~数万円といったところでしょうか。
スマホで外出先からペットを監視できたり、高級機種では、暗視モードもついていたりするようです。必要な機能をしぼれば、費用も安く済ませられそうですね。
高級機種で今売れてるのはこれみたいです。
全部入りって感じですが、3万円近くします。さすがに高いですね~。
ペット監視システムを自前で構築するぞ!
さて、ここからやっと本題。
上で紹介したようなウェブカメラを買ってしまうのが一番早いんですが、それでは面白くない。ここはやはりエンジニアらしく、なんとか自前で構築できないかと考えてみました。
まずはペットの監視に欲しい項目を挙げてみます。
ペット監視システムに欲しい機能
- 動体検知機能
- 静止画/動画撮影機能
- 通知機能
- Web配信機能
- 暗視カメラ
- パン・チルト制御
大体このあたりですかね。ここから必要な機能や諦める機能を決めていきます。
まずハードウェアとして必須となるのはPCとカメラになります。これがなくては始まりません。逆に、これさえあれば、最低限のシステムは組めそうです。
用意したハードウェア
ちょうどうちには、時代遅れのネットブック(EeePC)があり、これには内蔵カメラが付いていますのでハードウェアはこれでOKです。普段のネット巡回なんかに使ってるPCなんですが、留守の間は当然使っていませんので、留守中も働いてもらうことにします。
暗視カメラやパン・チルト機能などは付いていないので、このあたりは妥協が必要となりますが、もし必要であれば、WEBカメラを買ってくればよさそうです。最近はかなり安くなってますしね。
必要なソフトウェア
次にソフトウェアですね。
このネットブック、買った当初はWindowsXPだったわけですが、なんどかOSの入れ替えを行っており、今はWindows8.1とubuntuのデュアルブートとなっております。ただし、この非力なマシンではWindows8.1では重すぎるため、普段はubuntuで使っています。
ちなみに入れてあるubuntuのディストリビューションはこちら。
非常に軽量でありながら、必要な機能はそろっているという、大変ありがたいディストリビューション。ありがたく使わせていただいております。>作者様
OSはubuntuに決まりましたので、その上で動くソフトウェアでよさそうなものを探します。
どうやら”motion”というフリーウェアがよさそうです。動体検知して、静止画/動画の撮影、コマンドの実行、Web配信等、一通りの機能がそろって居ました。
motionを使ってペット監視システムを構築することに決定
自宅にあるubuntuネットブックとフリーウェアのmotionを使ってシステム構築することに決定しましたが、ここで市販のウェブカメラと簡単に比較してみたいと思います。
市販ウェブカメラ | ubuntu+motion | |
動体検知 | ○ | ○ |
静止画 | ○ | ○ |
動画 | ○ | ○ |
通知機能 | ○ | ○ |
Web配信 | ○ | ○ |
暗視カメラ | ○ | × |
パン・チルト | ○ | × |
価格 | 3万円前後 | 無料 |
カメラを買い足せば、自作システムでも暗視カメラやパン・チルト機能が使えますが、ここはひとまず、無料と言う言葉に惹かれたのでこのまま突き進むことにします。
今回は、自前でペット監視システムを構築するための準備段階でした。次回、いよいよシステム構築を行います!
次回予告「見えるぞ。私にも猫が見える!(仮)」
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