さて、前回、Windows10をインストールするための準備を終えましたので、今回はいよいよ、Windows10のインストールを行います。
前回のおさらいとして、マザーボードとSSDは以下を使用し、UEFIモードでインストールします。また、使用していなかったWindows8.1のライセンスを利用して、SSDに新規にWindows8.1→Windows10とアップデートしていきます。
- GIGABYTE GA-Z68MX-UD2H-B3 (UEFI)
- Crucial MX200 (Crucial CT500MX200SSD1)
前回のエントリーはこちらから

では早速、まずはWindows8.1のインストールを行います。
Windows8.1をインストール
先日のエントリーに書いた方法でWindows8.1のインストールディスクを作成しました。
メディアをドライブにセットしてPCの電源をいれ、BIOSから起動ディスクを選択します。
ここで、DVDドライブ名の先頭に「UEFI」と書いてあるものを選ぶことで、UEFIモードでのインストールがされます。
ここを間違えると修正は聞かなく、最初からとなってしまうので注意が必要ですね。
さて、無事に起動できれば、あとは普通にインストールを進めるだけです。
通常、OSインストール作業の時には最低限の機器しかつながないのですが、LANはつないでおいたほうがよさそうです。
というのも、インストールの最後に、自動的にWindowsUpdateを実行してくれるんです。
時間のかかるOSインストール時に自動でWindowsUpdateまでやってくれるので、安心して食事など、長時間離席が出来ますね。
Windows10にアップグレード
通常、Windows8.1からWindows10にアップグレードするには、右下のタスクトレイに出る「Windows10の予約」なる操作をしてしばらく待たないといけません。
当然、それを覚悟していましたし、その場合、実際にWindows10にするには何日かかかるのかもとも思っていました。
しかし!
なんということでしょう。
先ほどのWindows8.1のインストールの最終段階、WindowsUpdateが終わると、突然こんな表示が出ます。
「今すぐWindows10にアップグレードしますか?」
え?
そんなの、今までどのブログにも書いてなかったよ?
そうなんです、見た事ないけど、とっても魅力的なメッセージが、出てきたんです!
Windows8.1を新規にインストールするとこの画面が出るらしく?、「はい」を選ぶだけで、自動的にWindows10になっちゃいます!
「いいえ」を選べばそのままWindows8.1が使えますので、Windows10にしたくない場合も大丈夫です。
もちろん、ここは「はい」を選択!
またまた離席タイムとなり、次に見に来たときにはWindows10となっていました!
Windows10インストール後の最低限の処理
さて、これで晴れてWindows10が我が愛機にインストールされたわけですが、このままでは非常に不便です。
まずは不便を取り除いてから、各種アプリをインストールしたいものです。
Windows7でディスクチェックが走る
現在の構成は、SSDにWindows10、HDDにWindows7となっており、完全に分離されています。
しかしそれとは関係なく、BIOSから起動ディスクを切り替えてWindows7を立ち上げると、いきなりディスクチェックを行おうとします。
しかもこれ、毎回行われるようで、非常に不便です。
まずはここを直します。
どうもこれは、Windows8からある、「高速起動」が原因のよう。
Windows8の情報を参考にコントロールパネルの電源設定から「高速起動」をオフにすることで、このディスクチェックはなくすことが出来ました。
そのかわり、Windows10の高速起動は出来なくなりましたが、どうも高速起動と言うのはいろいろと癖があるらしく、あまり歓迎されていない模様。
それに、今回からSSDにインストールしているので、起動の速さは高速起動をはずしてもほとんど変わりませんでした。
デュアルブートにする
次にやりたいのがこれ。
不便と言うか、便利にしたいというか。
OSを切り替えるたびに起動ディスクを変えているのは、あまり美しくない!
ということで、OS選択メニューから、Windows10とWindows7を選べるようにします。
参考にしたのはこのサイト
コマンドプロンプトを管理者モードで開き、いくつかのコマンドを打つだけと、意外とお手軽。
- Windows10でOSを起動し、コマンドプロンプトを管理者モードで開く
- 「bcdboot E:\Windows /l ja-JP」を実行(E:がWindows7のシステムドライブの場合)
- 「bcdboot C:\Windows /l ja-JP」を実行(デフォルトをWindows10にしたいので優先度をあげる)
- 「bcdedit」で現在の状態を確認
たったこれだけ。
これで、Windows10(デフォルト)とWindows7のデュアルブート環境ができあがった。
表示される名前が気に入らない場合は次のコマンドで変更する。
- 「bcdedit /set [変更対象のID] description [名前]」
また、OSを削除したりしてデュアルブートをやめるときは次のコマンド。
- 「bcdedit /delete [削除対象のID]」
選択時間は画面からも変えられるが、細かく調整したい場合はこれ。
- 「bcdedit /timeout 0」(選択画面を出さない場合)
今は、選択画面で5秒の待ち時間にしているが、これで不便はない。
WakeOnLanが出来ない!
このブログの初期のエントリーでもある、WoLこと、WakeOnLanが、なぜか出来なくなっていた。
UEFIに変わったから設定が変わったのかといろいろと確認したが特にそれらしいものは無し。
Windows10側のLANドライバの設定も見たが、WoLの設定は全て有効となっていた。
どうにも納得できなかったが、たまたま見つけたブログに
「ネットワークドライバをマザーボードメーカー提供のものにしたらWoLが出来た」というような書き込みがあり、それを試してみた。
GIGABYTEのページに行き、Windows8.1用のLANドライバをDLする。ついでに、チップセットドライバーもDLする。
言い忘れていたが、Windows10では、基本的にはWindows8.1用のソフトは動くと思っていい。
Windows10用が提供されていない場合は、Windows8.1用を試してみると思いのほかうまくいくだろう。
さて、落としてきたドライバをインストールし、念のためまずは再起動。その後、電源を切ってみた。
そして、スマホから以前と同様の操作でWoLを実施すると。
「ウィィィン」
と、小さい音と共に、PCの青い電源ランプが点灯。成功である。
SSDにしたため、その後のOS起動時にはガリガリとHDDがなることはないが、無事、OSが起動した。
これで今までどおり、リビングからの電源ON→リモートデスクトップが可能となった。
最後に
今回、Winows7を使用していたPCにSSDを追加し、そこにWindows10をインストールすることでデュアルブート環境を構築した。
Windows10をインストールした記事は沢山あると思うので、自分の環境に依存している部分を多く書いたので、他人に参考になるかはよくわからないが、これは自分用のメモだと思うことにする。
何かあったときに自分が参考にすればいい。また情報を探しなおすのは大変だ。
前回冒頭でも書いたが、Windows10はまだ出たばかりで、無料のアップグレード期間も1年あるので、メインPCをいきなりアップグレードするにはまだ時期尚早だと思う。
秋ごろには大規模なアップデートもあるとの噂なので、その後ゆっくりと、冬休みあたりに移行を考え始めても十分だ思うので、くれぐれも無理をして環境を破壊しないよう、注意してもらいたい。
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