先日、Windows10の最初の大型アップデートである、TH2ことビルド10586が公開されました。

ビルド10586の公開後、新規インストール用のメディア作成ツールもバージョンアップされ、直接TH2がインストールできるようになっていたのですが、しばらくして一時公開中止となっていました。
今回、このビルド10586のインストールメディア作成ツールが公開再開されたとのことですので、おさらいの意味も込めて、メディア作成の方法を記述しておきます。
Windows10 ビルド10568(TH2)のISOを入手する
基本的な手順は、以前のWindows10の最初のバージョン(ビルド10260)のときと変わりませんが、順番に手順を見ていきましょう。
メディア作成ツールのダウンロード
まずは、マイクロソフトのサイトにアクセスします。
ページの下のほうに、”ツールを今すぐダウンロード”と出てくると思いますので、これをクリックしてメディアクリエイションツールをダウンロードします。
前回と違い、32bit版、64bit版の違いがありません。
どうやら今回は、32bit版も64bit版も共通のツールとなったようです。
ここで、ダウンロードしたファイルのプロパティを確認してみてください。
ファイルバージョン、製品バージョン共に、”10.0.10586.0”と書かれています。
末尾の数字は今後変わるかもしれませんが、”10586”と書かれていれば、今回の目的であるビルド10586用のメディア作成ツールであることが確認できます。
メディア作成ツールを実行
では早速ツールを起動しましょう。
前回と同様、このPCをアップグレードするのかメディアを作成するのか聞いてきますので、メディア作成を選択します。
次の画面は以前と少しだけ変わっています。
「このPCにおすすめのオプションを使う」というチェックボックスがあり、デフォルトではONになっています。
お勧め以外の設定を使いたいときにはチェックをはずして、アーキテクチャから、32bitか64bitかを選択しましょう。
なお、エディションで選べるのは「Windows10」と「Windows10 N」の2つですが、どうもNのほうは日本では利用できないらしいので、通常はそのまま「Windows10」を選べばよいようです。
以前あった、HomeかProを選ぶところがありませんが、今回は同一メディアからインストールできるようになったらしく、インストール時のプロダクトキーで判断するようです。
次へ進むとメディアの作成先を選べます。これは依然と同じですね。
ISOファイルを選択して次へ進み、ISOファイルの名前を付けてあげれば、あとは自動的にファイルのダウンロードからISOファイルの作成まで行われます。
ビルド10586をインストールするには
今回作成したメディアでWindows10をインストールする際、既に一度Windows10の認証が済んでいるPCの場合には、プロダクトキーの入力でスキップを選択しましょう。
また、今回のビルドから、まだ一度もWindows10認証が行われていないPCにも直接インストールすることが出来るようになっています。
この場合には、Windows7やWindows8のプロダクトキーを入力することで認証が行われるようになっています。これで、わざわざWindows7やWindows8をインストールしてからアップグレードするという手間が省けるようになりました。
既にWindows10のインストールが済んでいる場合でも、いざというときにインストールメディアがあると便利なので、時間があるときに紹介した手順でメディア作成を行っておきましょう!
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