Windows10の発売日も発表され、いよいよ新OSの秒読み段階となってきました。
新OSに移行する前に今使っているPCのメンテナンスをしようと思っている人も多いと思います。
また、Windows10が出てもすぐには移行せずにしばらく様子見をする人にとっては、しばらくの間は、Windows8系の最新版、Windows8.1 Updateを使用することと思います。
それに、Windows10を入れたけど、やっぱりWindows8.1に戻したい!ということになるかもしれません。
しかし、Windows8を購入してバージョンアップを繰り返してきたPCですと、クリーンインストールするためには通常、Windows8をインストールし、WindowsUpdateを利用して、Windows8.1 Updateにするという手順となり、かなりの時間を必要としてしまいます。
そこで今回は、マイクロソフトが公開している公式ツールを使って、直接Windows8.1 Updateのインストールが出来るメディアを作成します。
これがあれば、いざというときの回復ディスクとしても使用できますよ!
Windows8.1 Updateのメディア作成ツールを使う
さっそく、マイクロソフトのツール配布ページにアクセスしましょう。
Windows 8.1 用のインストール メディアを作成する
このページをみると、ツールを使うことで、USB フラッシュ ドライブまたは DVD を使って独自のインストール メディアを作成出来ることがわかります。
また、いずれの場合もメディアの中身は削除されるので、必要な場合は事前に別のところにコピーしておくなどしておく必要があります。
ページ中ほどにある「メディアの作成」ボタンをおすと、メディア作成ツールをダウンロードすることが出来ます。
ダウンロードされるツールは、mediacreationtool.exeというファイル名です。
早速ファイルを実行してみましょう。
ファイルを実行すると最初に、作成するインストールファイルの種類を選択できます。
言語に「日本語」、エディションは「無印」か「Pro」を選択し、アーキテクチャで「32ビット」か「64ビット」を選択します。
なお、実行しているOSのアーキテクチャに関わらず、32ビット版も64ビット版も、どちらも作成することが出来るようになっているのもうれしいポイントです。
次の画面では、USBメモリに書き込むか、DVD用のISOファイルを作るかを選択します。
USBメモリを選択した場合は、USBメモリにインストール用ファイルの書き込みまで行われます。
ISOファイルを選択した場合、このツールで出来るのはISOファイルの作成までなので、実際にDVDに書き込む際には別途DVD書き込みの作業が必要となります。
今回は保存用ということもあり、DVD用にISOファイルの作成を選択しました。
次の画面で保存先とファイル名を決めれば、あとは自動的にファイルのダウンロードがはじまり、ISOファイルを作成してくれました。
作業にかかった時間は30分くらいだと思います。
メディア作成ツールで作成されるWindows8.1のバージョンは?
さて、ここで作成されたWindows8.1ですが、特にバージョン等の記述がありません。
実際に仮想環境にインストールして確認してみましょう。
ハードウェアアブストラクションレイヤーのバージョンをみると、「6.3.9600.17196」となっており、これが「6.3.9600.16500」以上であればWindows8.1 Updateを適用済みとなるようなので、無事、Windows8.1 Updateのメディアが作成されたことがわかります。
なお、このバージョンは、メディア作成ツールを実行した時期によって変わることがあるそうなので、以前にメディアを作成した場合は、まだUpdate適用前のものかもしれないので確認してみてくださいね。
ちなみにインストール直後、WindowsUpdateには90件近くのアップデートが待機していました。
これで、Windows8から改めてインストールをしなくても、いきなりWindows8.1 Updateをクリーンインストールするためのメディアを用意することが出来ました。
あとは、7月末に迫った新しいOSである、Windows10がどのような評判になるか、ですね!
期待しながら待つことにしましょう!
コメント
取り合えずインストールを試すときには、仮プロダクトキーであるジェネリックキーを入力して認証を後回しにできます。
Windows 8.1 Core(無印)用 – 334NH-RXG76-64THK-C7CKG-D3VPT
Windows 8.1 Professional用 – HQ8N-C3MCJ-RQXB6-WCHYG-C9WKB
あとからちゃんとしたプロダクトキーを入れないと認証は通らないから、無料で使えるわけではないよ!