こんばんは、おっさんです。
8月にメインPCをWindows10にしてから既に3か月が経とうとしていますが、非常に調子よく動いています。
しかし、トラブルが全くなかったというわけでもなく、いくつか困ったことがありました。
その1つが、テレビチューナーボードです。
Windows7時代から使っていたのですが、ここのところあまり利用しておらず久しぶりに使いたいと思ったら、設定なんてまるっきりしていなかったのであわてて設定をしたわけです。
Windows7環境はHDDに残してありますのでそこから必要なファイルをサルベージしてそれなりの形にするところまではいけたのですが、どうもWindowsがテレビチューナーボードを認識してくれない。
ドライバを入れていなかったようなので、これもサルベージしてさくっとインストール。
と思ったら、なんかエラーが出ます。
「サードパーティのINF にデジタル署名情報が含まれていません。」
なんですかこれは?
調べてみると、どうやらWindows8の64bit版から、ドライバにはデジタル署名を要求するのがデフォルトとなっていて、署名のないドライバは危険だから使えないようになっているらしい。
それは困る!
てことで、その対策をメモしておきます。
おっさんが使っているチューナーボード以外にも、friioなどのチューナーボードや計測機器などWindows7時代のハードウェアは同様の方法でドライバがインストールできると思います。
困っている人は試してみてください。
デジタル署名のないドライバをインストールする手順
どうやら、署名のないドライバをインストールするにはいくつかの手順を踏めばよいらしい。
いくつかのサイトを見て回ると、書いてあることが微妙に少ないサイトもあるようだが、どうやら3つのStepを踏むことでほぼ確実にインストールできるようになるらしい。
Step1 テストモードにする
まずは、コマンドプロンプトからテストモードに移行するためのコマンドを入力して、テストモードにする必要がある。
コマンドプロンプトを管理者モードで起動する。
「bcdedit /set TESTSIGNING ON」を入力してテストモードをONにする。
これでテストモードへの移行は出来た。
戻すときには同様の手順で、コマンド「bcdedit /set TESTSIGNING OFF」を実行だ。
Step2 Windows SmartScreen設定の変更
コントロールパネルから「セキュリティとメンテナンス」を開く。
見つからない場合は、「システムとセキュリティ」を開くと出てくると思う。
その中の「Windows SmartScreen 設定の変更」を選択して、「何もしない」を選ぶ。
下の画像も参考にしてほしい。
Step3 ドライバー署名の強制を無効化
いよいよ大詰めだ。
メニューの「設定」から「更新とセキュリティ」を選ぶ。
「回復」を選択し、「PCの起動をカスタマイズする」から「今すぐ再起動する」を選ぶ。
今すぐ、と書いてあるが、実際にはまだしばらく再起動はされない。
しばらくお待ちくださいの後オプションの選択画面になるので、「トラブルシューティング」を選ぶ。
「詳細オプション」を選択
「スタートアップ設定」を選択
最後にこのオプションで設定できる内容が表示されるので、確認して「再起動」を押してPCの再起動を行う。
PCが再起動されるとスタートアップ設定画面となる。
下の画面を見てもらえばわかるが、ドライバー署名を無効化するのは7番となる。
キーボードの7を押せば、ドライバー署名が無効となった状態でPCが起動される。
ドライバをインストールする
ここまで来れば無事、署名なしドライバがインストールできるはずなので、思う存分インストールしてほしい。
ちなみに、Step3の操作は再起動すると解除されるため、複数のドライバを入れる必要があるときは、再起動するたびに行う必要があるので注意してほしい。
また、Step1、Step2に関しては、手動で戻す操作をしない限り設定は有効となっている。
セキュリティ的に弱い状態となってしまうので、可能な限りもとに戻してあげてほしい。
インストールさえしてしまえば、Step2のSmartScreenは元に戻してしまってほぼ大丈夫。
テストモードに関しても、ドライバ次第では普通に動作するので、まずは元に戻してみて、うまく動作しないようであれば、テストモードだけはいつも有効にしておけばよいだろう。
未確認だが、Windowsがセキュアブートが有効の状態で起動しているとうまくいかないという情報もあった。セキュアブートを有効にしている場合は、事前にUEFIの設定で無効にしておく必要があるかもしれない。
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