こんにちは、おっさんです。
最近、新しいPCが欲しいなぁと思いながら価格.comやAmazonを眺めているんですが、PCもかなり安くなっていますね。
10万円以内でもそこそこの性能のPCは沢山あるし、5万円以下のPCも結構見つかります。
しかし、欲しい条件で絞り込んでいくと急に候補が減ったりして、改めてPC選びの難しさを感じたりもします。
5万円以下の格安のPCを見ていると、おっさんが今使っているサブPCとスペックがあまり変わらないのではないかというものも見つかります。
ただし、大きく違うのがメモリなんですよね。今時のPCはみんな4GB以上になっています。
おっさん的にも、Windows10を使うなら最低でも4GB、出来る限り8GB以上をお勧めしたいと思っているのでそのラインナップにも納得がいきます。
しかし、今おっさんが使っているサブPCのメモリは2GB!
まさに時代遅れ!令和のこの時代に2GBって!!!
というわけで新しいサブPCが欲しいのですが、とりあえずはこのメモリ2GBのPCを少しでも使えるマシンにしてみようと思います。
同じようにメモリ2GBでメモリ不足を感じている人がいたら、この記事を参考にしてみてください。
PCのメモリが4GB以上の人も、参考になると思いますので流し読みでもいいので最後まで読んでくださいね!
対象PCの簡単なスペックなど
今回も、対象になったPCは、マウスコンピューターの2in1パソコン、MT-WN1001になります。
簡単なスペックは次の通り
プロセッサー | インテル® Atom™ x5-Z8300 プロセッサー |
メモリ | 2GB |
記憶装置 | 64GB eMMC |
OS | Windows10 Home 32bit |
とても令和とは思えないスペックです。唯一、記憶装置が64GBあるのが救いでしょうか。
上記以外の情報に興味がある人は、当時の記事を参照してください。

それでは、このPCに対して何をしたのか、具体的に説明していきますね。
セキュリティソフトを変更する
セキュリティソフトの見直しの検討
まず実施したのは、セキュリティソフトの変更です。
セキュリティソフトっていうのは、いわゆるウイルス対策ソフトのことです。
無料ソフトや有料ソフトなどかなりたくさんの種類があり、どれを選んでいいのかがわかりにくい難しいジャンルですよね。
おっさんはメインPC含め、セキュリティソフトにはノートンを利用しています。
3台分のライセンスを保有していますので、サブPCにも何も考えずノートンをインストールしていました。
セキュリティ強化の観点では、有料ソフトを入れるのは鉄板で間違いないとは思うのですが、いかんせん、メモリ2GBのPCには荷が重すぎました。
タスクマネージャーを見ると、ノートン関連のプロセスだけで200MB程度使用しています。
ノートンをアンインストールすることで少なくとも200MBは空きメモリが増えるということは簡単に理解できます。
しかし、では代わりに何を入れるのか?というのが問題です。
このPCにお金をかけるつもりはもうないので、これだけのために別の有料セキュリティソフトを導入する案はありません。無料の中から選ぶのが自然の流れ。
そこで最近職場でも話題になっていた、Windows10標準のセキュリティソフトである、Windows Defenderを使ってみることにしました!
標準だからと言って侮ることなかれ!
最近は性能もどんどん上がっており、有料セキュリティソフトには及ばないものの、他の無料セキュリティソフトに引けを取らないようになっています。
しかも標準装備のため改めて何かを導入する必要がない、すなわち、メモリ使用量もかなり抑えられると考えました。
方針が決定すれば、あとはセキュリティソフトを変更するだけです。
ノートンセキュリティをアンインストールする
ノートンセキュリティのアンインストールはちょっとだけ面倒です。
具体的には、2段階のアンインストール処理をする必要があるようです。
まずは通常通りアンインストールを実施します。
Windowsの「設定」から「アプリ」を選び、ノートンセキュリティをアンインストールします。アンインストールが終わると再起動が要求されるので指示通り再起動。
これで見た目上はノートンがアンインストールされました。しかし、内部的に削除しきれないファイルがあるそうで、ノートンの公式サイトで配布されているツールを使ってアンインストール処理を続けます。
ツールをダウンロードしたら実行します。
使用許諾に同意すると、「削除及びアンインストール」の画面になりますが、このままでは再インストールされてしまうので、「拡張オプション」をクリックします。
そうすると「削除のみ」のボタンが出てきますので、これをクリックしてあとは指示通りにアンインストールを実行します。再起動の指示が出ると思うので再起動したら終了です。
Windwos Defenderを有効にする
次にWindows Defenderを設定します。
といっても、すでに自動的にWindows Defenderが有効になっていると思います。
Windowsの「設定」から、「更新とセキュリティ」を選び「Windowsセキュリティ」タブを確認してみてください。
「ウイルスと脅威の防止」に緑のチェックマークが付き、処置は不要ですとなっていればすでに有効になっています。
次に「ウイルスと脅威の防止」をクリックして「Windowsセキュリティ」を開きます。
下のほうに「ウイルスと脅威の防止の更新」とあるので、ここで「更新プログラムのチェック」をクリックして、定義ファイルを最新にしておきましょう。
本来は自動で更新されるのですが、今まで使っていなかったからか前回の更新がかなり古くなっていたので手動で更新しました。自動的に更新されるはずなので気にしなくても問題ありません。
ここまで行ってタスクマネージャーを確認すると、予想通り約200MBほどメモリ使用量が減ったことが確認できました。
電源管理の設定を見直す
続いて、電源管理の設定を見直してみます。
この設定で、CPUの能力を制限してバッテリー稼働時間を延ばす設定が出来るんです。
逆に言えば、バッテリー時間とのトレードオフで、CPUのパワーアップが多少できるということ。
時代遅れのPCには、バッテリー時間よりもCPUのパワーのほうが大事です!
まずは「設定」を開きます。そこで「システム」から「電源とスリープ」を開き、右側にある「電源の追加設定」をクリックします。
既存プランを変更してもいいのですが、ここでは「電源プランの追加」から新しいプランを作りました。
適当に名前を付けて電源プランを作成します。上記では普通に「カスタムプラン」としています。
次に、作成したプラン(上記ではカスタムプラン)の右にある「プラン設定の変更」をクリックします。
すると「詳細な電源設定の変更」というリンクがありますのでここをクリックすると、「電源オプション」が開きます。
この中にある、「Intel(R) Dynamic Platform and Thermal Framework Settings」の設定を変えていきます。
Intel(R) Dynamic Platform and Thermal Framework Settingsの詳細については以下のサイトを参照してください。

簡単な説明するとCPUに関する電力とファンの設定を変更するものです。
上記サイトから引用すると、
Power Limit:電力制限。プロセッサに許可される最大電力を指定します。値を大きくすると、コア電圧が高くなり、消費電力、熱、およびバッテリ寿命を犠牲にして動作クロックレートが高くなります。この設定は、パフォーマンスとパワーのバランスを微調整する手段を提供します。
Acoustics Limit:CPU Fanの制御。許容される最大ファン速度を指定します。値を大きくするほど冷却速度が向上します。値を小さくすると、低騒音のための最大ファン速度が制限されます。
となります。
このPCにはCPU Fanはないので、Power Limitの値だけ変更しました。具体的には「3 level」から「5 level」に変更しています。
ただ、高負荷時のパフォーマンスに影響する設定なので、普段使いでどれほど効果があるのかはよくわかりません。
まとめ
上記変更を行うことで、タスクマネージャー的にも体感的にも使用感が向上したと思います。特に、メモリ不足のため何をしてても全体的に重かったPCが、比較的軽快に動いている(気がする)のが大きいです。
普通に使っているだけでメモリ使用量が常に90%を超えるようなPCでしたが、セキュリティソフトの変更だけで、メモリ使用量が70%程度に抑えられるようになりました。
また、電源管理の設定変更で、ほんの少しだけ処理能力をアップできたかな?と思います。
しばらく使うとまた感想は変わってくるかもしれませんが、ブログの更新程度ならこのPCでももうしばらくやっていけそうな気がします。
コメント