2in1パソコン(MT-WN1001)にLinuxを入れようと思ったら思いのほか大変だった話

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どうも、おっさんです。

今回は久しぶりにPC関連の記事になります。

普段サブPCとして使っている2in1パソコンがあるのですが、結構スペックが低く、動作が緩慢なため何とかならないかと常に考えていたんですよね。

そして、まあ、結局この思考に至るわけですが、「そうだ、Linux入れよう!」ということでちょっと試してみたら思いのほか大変でしたというお話です。

しかも結局常用するのは辛そうなのでアンインストールしてしまいましたが、せっかくなので今回苦労した内容を自分用メモとして残しておきます。

どうせまた1年後、または数年後に同じことをしそうな気がしますので。。。

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パソコンが重い?よし、Linux入れよう!

今回ターゲットとなるPCは、マウスコンピュータのMT-WN1001というマシンです。

3年近く前にふるさと納税で貰った、ありがた~いパソコンです。

どうも、おっさんです。 先日お伝えした通り、今年初めてふるさと納税を行い、その返礼品としてマウスコンピューターのMT-WN1001という2...

この後の説明に必要そうなスペックを簡単に紹介しておきますね。

プロセッサー インテル® Atom™ x5-Z8300 プロセッサー
メモリ 2GB
記憶装置 64GB eMMC
OS Windows10 Home 32bit

まあ見ての通り、非力です。

Windws10は動いていますが、ちょっと重たい作業をしようとすると結構ストレスになります。

ブラウザで何かを調べるにしても、タブを複数開くと結構重くなりますし、リッチなサイトを開くのも結構大変です。

タスクマネージャを見てみると、CPU使用率はまだしも、メモリがいつもいっぱいいっぱいなんですよね。

まあメモリ2GBじゃ、カツカツですよね。

というわけで、人気もあって軽量な、LinuxMintをデュアルブートでインストールすることにしました。

USB起動出来ない!その原因と対策

今回のトラブルは、ほとんどここに集約されます。

インストール用のUSBを作成するまではいいんですが、そのUSBが起動できないんです!

何度試しても、USBが無視されてWindowsが起動してしまう。

ここで諦めてもよかったんですが、このままではいざWindowsが壊れたときに何も出来ないPCになってしまうので、いろいろと試行錯誤しましたよ。

Windows10回復ドライブは起動できた

まず、USB起動そのものが出来ないのか確認の意味も含めて、Windows10の回復ドライブを作成してみました。

作り方は、まあ、ネットで調べてください。メニューから選択するだけで作れるので解説はしません。

そして作成したUSBメモリを差して、PCの電源を入れます。

起動したらDELキーを適当に連打で、BIOS画面に入りますので、ここで起動ドライブをUSBメモリに変更します。

すると、みごとUSBメモリから起動され、WIndowsの回復画面が表示されました。

USBメモリからの起動と、USBメモリ自体に問題がないことが確認できました。

Linux系はあがらない

同じUSBメモリを使って、今度はLinuxの起動ディスクを作ります。

今回のターゲットはLinuxMintと決めていましたので、公式サイトからISOをダウンロードして起動ディスクを作ります。

 公式サイト:https://linuxmint.com/download.php

32bit版と64bit版がありますが、とりあえず両方ダウンロードしました。

というのも、このPC、インストールされているWindowsは32bit版ですが、CPU自体は64bitなんです。

なので、64bit版OSもインストールできるんですよ。(本来は…)

ISOからUSB起動ディスクを作るソフトはいくつかあって、今回はunetbootinとRufusを試してみました。

最初にunetBootinで起動ディスクを作ったのですが、いくらやってもUSBからの起動は出来ず。

作成ソフトが悪いのかと思い、Rufusに変えてみましたが、結局どちらも挙動は変わらず。起動できませんでした。

なおこれ以降はRufusで起動ディスク作成を行っています。

格安PCのUSBブートには癖がある

半分諦めながら、ネットをいろいろと調査。

なかなかこれといった情報がなかったのですが、ようやくゲットできた有力な情報がこれ。

格安PCの一部には、UEFI32bit版というものが使用されていて、64bit版UEFIは起動できない

ピンときました。

なぜなら、このPCも結構な格安PC系。

そして決め手となったのが、Windows10が32bit版だということ!

メモリが2GBしかないので、64bit版は無意味なので32bit版なんだと捉えていましたが、なんとなくこれと関連している気がしました。

通常、Linuxのインストール用ISOファイルは、32bitと64bitとがあります。

最近は32bit版の配布をやめているディストリビューションもあるようですが、原則2つあると思ってください。

そして、64bit版は、BIOS起動とUEFI起動に対応しており、当然、UEFIは64bit向けです。

対して32bit版は、BIOS起動に対応しているだけで、UEFI起動には対応していないようです。

古いPCならBIOS起動が出来るので何の問題も起きないのですが、半端に新しいと、今回のWN1001のように、BIOS起動には対応しておらず、さらにUEFIも32bitというマシンになってしますようです。

そこで、この32bitのUEFI起動方法を探ることに。

32bit版UEFI起動方法

調査の結果、まず普通通りにインストール用USBディスクを作成し、そこに足りないファイルを追加することで32bit版UEFI起動が出来るようになるようです。

足りないファイルを入手するために、別のディストリビューションのISOファイルをダウンロードします。

debianのmulti-archという、32bitと64bit両方に対応しているISOです。

 ダウンロード:https://cdimage.debian.org/debian-cd/current/multi-arch/iso-cd/

ここから、debian-9.9.0-amd64-i386-netinst.isoというファイルを落としてきました。

まずは、Rufusを使って、LinuxMint 64bitの起動用USBディスクを作成します。

2019-05-26

次に、先ほど落としたdebianのiosファイルを右クリックし、プログラムから開く→エクスプローラーを選択。ISOの中を開きます。

それとは別に、USBメモリをエクスプローラで開きます。これで、debianのisoからファイルのコピーを実施します。

コピーするファイルは以下の2カ所

・/efi/boot/bootia32.efi (1ファイル)

・/boot/grub/i386-efi (フォルダごと)

2つめのほうはフォルダごとコピーです。調べたサイトではbootia32.efiだけしか書いてなかったのですが、このフォルダもコピーしないとうまく動きませんでした。

これで準備OK!

すべて終了させて、PCを再起動。DELキー連打でBIOSからUSBメモリから起動を選べば見事USBメモリから起動できました!

しかしこれではおわらず。。。

見事、USBメモリからの起動には成功しました!

しかし、この機種特有なのかもしれませんが、GRUBメニューが乱れていて何も読めません。。。

気にせずエンターキーを一回押せば、GRUBメニューの1行目を選択したことになって先に進みますが。

そしてみごと、LinuxMintの画面が表示されました!

画面が90度回転してしまっているので、ディスプレイの設定から右に回転を選んであげてください。

タッチパッドの動きと画面のカーソルの動きが90度違っているので非常に難しいですが、何とか頑張りましょう。

うまく回転できたのですが、そのままだと画面の右側の再描画が行われず、ウインドウが表示されたままになります。

テーマの変更などを行うと、壁紙も全画面表示され、それ以降は描画の問題はありませんでした。

また、無線LANは既に機能しているようで、家のSSIDに接続してブラウザなどを使うことが出来ました。

BlueToothも使いたかったのですが、設定を見るとアダプタが認識されていない様子。とりあえずタッチパッドで我慢です。

このあと、空き容量を確保してeMMCにインストールしてみました。

Screenshot at 2019-05-25 07-15-49

無線LANの調子が悪かったのか、途中ダウンロードが失敗したりしていて、結局1時間程度かかりました。

そしてPCを再起動すると、やはり画面が乱れて読めないGRUB画面。

気にせずエンターキーで先に進め、なんとかLinuxMintのデスクトップまで表示できました。

また画面が回転しているので設定で戻してやる必要がありますが、その後のネット接続も問題なし。

これは行けるかと思ったのですが、その後再起動などを繰り返していると、どうも安定しない。

うまく起動しないことが多々あります。問題ない時もあるんですけどね。

電源を落としても、ちゃんと電源が落ちたのかよくわからず。

再起動を選んでも自動的に再起動まで行かなかったり。

おわりに

今回のLinuxチャレンジはここまで。

不安定さが辛いので、結局アンインストールしていましました。

不安定なLinuxより、ちょっと重いWindowsのほうがまだいいかなと。

ちなみに、起動用USBディスクでのGRUB画面の乱れは、/boot/grub/grub.cfgファイルの最初のif文の中を各メニューの中に移動することで解消できました。うまく説明できませんが。

ただ、インストール後のGRUBは何処を変えればいいのかわからず、対応できませんでした。

最後になりますが、今回紹介した内容を試す場合は、すべて自己責任でお願いしますね。

何が起きてもこちらでは一切責任は取れません。